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トップ > タイ(バンコク・チェンマイ・プーケット)トップ > 『帰ってきたヒトラー 上』

『帰ってきたヒトラー 上』

雨読夜話


ティムール・ヴェルメシュ (著), 森内 薫 (翻訳)
河出書房新社 (2016/4/23)


アドルフ・ヒトラーが2011年のベルリンに突如出現し、現代の風潮に驚いたり怒ったりしながら活躍していくブラックユーモアのあるSF小説(タイムスリップ者としたら)。
以前観た映画版の『帰ってきたヒトラー』が面白かったので読んでみた。

基本的にはヒトラーが語り手となっていて、ヒトラーから見た周囲の状況や、ヒトラーが感じた現代社会への不満が、いかにもヒトラーが考えたかのように書かれているのがとても面白い。
特に、メルケル首相を「陰気なオーラを自信満々にまとった女首相」とか、プーチン大統領を「ロシアのいかがわしい指導者」と評しているところで笑ってしまった。

ヒトラーがそっくりさん芸人としてテレビのバラエティ番組に出演してYoutubeでも拡散されて人気が出るところは映画版と同じだが、原作である本書ではフリーのジャーナリストではなく、比較的早くドイツの芸能プロダクション?と思われる会社と契約を結んでいる分、ストーリー展開が早いと感じる。

<狂気のユーチューブ・ヒトラー>の人気が急上昇して事態が大きく動いているところで、上巻が終わる。






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