髙橋ヒロシ (原作), きだまさし (漫画)
秋田書店 (2019/6/7)
ヤンキー漫画
『WORST』に登場する、6代目武装戦線リーダーの河内鉄生の過去を描いたスピンオフ漫画の第1巻。
後に7代目武装戦線リーダーとなる村田将五が中学2年の3月に卒業生の集団からボコボコにされているところを、転入してきたばかりで当時中学3年だった鉄生が卒業生たちを叩きのめすところから話が始まる。
この段階から鉄生にはトレードマークとなる十字の傷があり、中学生に見えないのはこのシリーズの特徴である。
頭が悪いが家族や仲間思いで熱くて強いという鉄生のキャラクターがよく出ている。
この時はまだ鉄生も将五もまだ武装戦線に加入しておらず、鉄生はむしろ誤解や対立組織の策謀から武装戦線を付け狙っており、トラブルが続く。
そして鉄生の強さを目の当たりにした将五もまた、鉄生と喧嘩しつつも徐々に認めるようになる過程が描かれている。
本編でも魅力的だった鉄生がさらに尖っているところがいかにもという感じで、楽しく読むことができた。
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